今回は【怪文書 Advent Calendar 2018】17日目の参加記事です。
私が8月33日(9月2日)にイクナガ ツールズで公開したジョークツール「今日は8月何日?」についてお話します。
このツールは、「8月31日が終わってしまったけど、まだまだ8月気分を味わいたい!」という学生諸君に応えるべく作りました。
8月31日の翌日も、8月32日、8月33日、8月34日……と翌年の7月31日(8月365日 or 366日)までカウントを続ける設計になっています。
8月36日あたりから数えるのが面倒になりがちですが、このツールがあればたとえ真冬だろうと今日が8月何日かすぐに分かります。
(ちなみにこの記事が公開される12月17日は8月139日です。)
ホーム画面に追加すれば、まさにカレンダーアプリのように今日の日付が表示されます。(※iOSのみ対応です。)
暦という概念に一石を投じたかった
なぜこのようなツールを作ったのかというと、暦という概念に一石を投じたかったのです。
みなさんは今年「平成最後の」というフレーズを何回耳にしましたか?
「平成最後の甲子園」
「平成最後のハロウィン」
「平成最後のクリスマス」
「平成最後の年越し」
普段西暦を使ってるくせに、今年5月以降、途端に狂ったように「平成最後」を連呼するようになりました。
しかし、平成最後だろうとなかろうと、かけがえのない一日が過ぎていくことに変わりはありません。
そう考えると、暦というシステムってあまりにも形骸化していると思いませんか?
今日が12月17日であろうと8月139日であろうと、太陽は昇り、そして沈んでいくことでしょう。
8月139日だからといって、家から出られなくなったり、文字化けしたり、お父さんの身体が透けたりすることはありません。
ではなぜ、8月31日の次の日が9月1日なのでしょう?
せっかく31まで積み上げてきたものを崩して、1からやり直す必要性がどこにあるのでしょう?
仕事の飲み会やブラック校則などの古臭い風習に異を唱えている人はよく見かけますが、8月31日が9月1日になってしまう暦の摂理に異を唱えている人はほとんど見かけません。
せいぜい夏休み明けの学生が数日限定で冗談交じりに愚痴る程度でしょう。
しかし、私は言い続けます。
「暦なんてただの飾りなんだ」と……!!
さあ、これからは他の月のことなんて忘れて、32日、33日と積み上げていきましょう。
終わらない夏休みを続けましょう。
学校? 仕事? このカレンダーの8月が終わってから行けばいいんです。
どうせ行ったってロクなことないんですから。
それに、8の字は書き始めに戻る無限ループの数字でもあります。
8月から9月になるより、8月をずっとループしたほうが辻褄が合っていると思いませんか?
大丈夫です。ちょっと寒いけど、今日は8月です。8月139日です。
明日もまだまだ8月です。明日は8月140日です。
明後日も、明々後日も、ずっと。
ずっと、ずっと、ずっとずっと8月ですよ。